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市販の芝肥料との比較実験結果

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液状複合肥料「紀州バイオ4・4・4」と市販の芝肥料「7・5・5・鉄分」との比較
実験報告書
 
2010年10月28日

圃場 コウライシバでの実験結果
写真1 写真2
2010715日 
A
=液状複合肥料「紀州バイオ444」とB=市販の液体芝肥料「755・鉄分」との生育比較実験を開始した。
写真1は市販の芝を使用して、黒の杭上下を中心に左側が
Aとし、右側をBとした。
黒い杭の下は畦シート
30センチで仕切られている。
圃場の床は排水の良い川砂を使用し、
ABとは同条件。
写真2のように芝の上から同じ条件で川砂を目砂として散布、
A,Bとも1.000倍液を7日に一度、1平方メートルあたり2リットルの散布を繰り返した。

写真3
写真4
 写真3は8月の生育状態。写真4は9月の生育状況。8月はA,B共に同じような生育を示しているように見えたが、9月になるとAでは芝の葉がほとんど同じ長さであるのに対し、Bでは葉が長いものと短いものが多く見受けられ、不揃いが生じているのを確認した。

根の比較
写真5

915
ABとを同じ条件で掘り起こし(写真5)、根を洗浄して比較した。写真6はA液状複合肥料「紀州バイオ444」を散布した芝の根。
写真7は
B市販の液体芝肥料「755・鉄分」を使用した芝の根。
写真6
写真7

 比較してみると、写真6のAでは根の長さや太さがほとんど同じで根は全体に広がっていた。写真7のBでは根の長いものと短いものとがあり、束ねたように吹き出していた。

考察

 ABとの比較実験は「植物の地上部と地下部(T/R率)とは対等の関係にある」ということが証明された結果となった。即ち、Aの芝の地上部では葉の長さがほとんど同じであったが、地下部の根の長さや太さも同じように揃って生えていた。Bの芝は地上部の葉が長く太いものと短く小さいものがあったように、地下部でも根が長く太いものと短く細いものが生じていた。

 原因はAの肥料成分が「444」と比率が同じで低いのに対し、Bでは「755・鉄分」と高く、鉄分は根からの吸収を促進してくれるが、実験を開始した圃場の芝は根を切り取られて市販されている芝なので、勢いのある根と衰弱していた根との生育に大きな差が生じたため、地上部の葉の生育も不揃いでムラが生じたものと思われる。

さらに、Aでは根が全体に広がっていることから、地下部の根周囲の微生物の働きはAが活発で高く、Bでは低い状態にあったと考えられる。


現場でのコウライシバの実験結果

2010720日〜1020日迄の実際にコウライシバの現場でA液状複合肥料「紀州バイオ444」とB市販の液体芝肥料「755・鉄分」とを使用した場合の比較実験結果です。圃場実験では、根の生長結果を確認するために、芝の刈り込みを実施しなかったが、現場では同じ日時にA,B共通に月に1〜2度の刈り込みを行い、定期的に目砂の散布と1.000倍液を710日に一度、1平方メートルあたり2リットルの散布を繰り返した。

写真8
写真9
写真10
写真8のBの芝は、葉の生育が不揃いでムラがあることが、写真9のAの芝と比較しただけでも明らです。
この原因は、圃場とは別の理由であった。写真8の芝を拡大した写真10を見ると明らかなように、芝の病気の発生率が高く、芝以外の雑草が繁茂して、芝のフィールドを仕上げるのに困難を極めていたことがわかります。

 Bの市販されている液体芝肥料は「755・鉄分」と窒素成分が高く、植物が根から成分を吸収しやすいように鉄分も加えられているが、その肥料の恩恵を受けるのは芝だけではなかった。芝の病気の誘引は窒素過多によるものが多く、雑草も繁茂して管理が容易ではなかった。

Aの液状複合肥料「紀州バイオ444」は「444」と窒素肥料成分も低く、クエン酸に含まれる酢酸などが芝の主な病気を抑制していた。また、微生物の働きが活発になることによって、Aの肥料成分は有機質肥料と同じように、ゆっくり長く効いていることを確認した。定期的に芝を刈るだけで、主な雑草を排除することが出来て管理が容易であった。


その他の事例

当研究所は20097月より液状複合肥料「紀州バイオ444」の使用実験依頼を受けて、2010年も広範囲にコウライシバの現場で使用実験をして来た。結果は下記の事例のように、芝の病害の発生率が高く、雑草が繁茂して芝の管理に困難を極めていた現場で良好であった。「紀州バイオ444」が芝の管理に適していることを確認しています。

写真11 2010年4月Before 
 写真12 201010After
写真13 2010年4月Before 

写真14 201010After

写真15 20105Before 

写真16 201010After


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